卒団スライドショーの作業量は、私の場合18分・写真700枚・4曲で約1か月、250枚・2曲でも約2週間でした。
作る規模を先に決めれば、いつから始めればいいかを逆算できます。いちばん時間がかかったのは、編集ではなく写真選びです。
卒団メンバー全員が同じくらい出るように選ぶには、普段の撮り方とフォルダ管理が効いてきます。私は小学校と中学校で1回ずつ、計2回作りました。
この記事では、そのときの数字と作業の中身、深夜に起きて作業した1回目と、余裕を持って作った2回目の違いをお伝えします。
- 2回分の制作期間・写真枚数・使用曲数の実データ
- いちばん重い写真選びと、全員を均等に出すための工夫
- 追われて作った1回目と、余裕を持って作った2回目の違い
数字で見る、卒団スライドショー2回分の制作規模

小学校の卒団式で使うスライドショーを制作していたときの画面です。当時は必死でしたが、思い返すとすごい枚数を使っていたことが分かります。
まずは、2回分の実際の数字を並べてみます。
| 項目 | 小学校の卒団式 | 中学校の卒団(自主制作) |
|---|---|---|
| 動画の長さ | 約18分 | 約8分 |
| 使った写真 | 約700枚 | 250枚前後 |
| 使用曲数 | 4曲 | 2曲 |
| 制作期間 | 約1か月 | 約2週間 |
| 上映方法 | 会場のスクリーン(DVD) | LINEでデータ共有 |
小学校のときは18分の動画に約700枚を使いました。当時のフォルダを見返して、自分でも驚いた数字です。
卒団式で上映するスライドショーは10〜15分程度に収めるのが一般的なので、18分はかなり長めでした。
長くなるほど、小さなきょうだいや来賓の方が見ていられなくなり、式の進行にも響きます。
写真1枚の表示は3〜5秒が目安と言われますが、700枚を18分に入れると、1枚あたり平均で約1.5秒です。ただ、すべてを同じ秒数で流すと単調になります。
音楽のリズムに合わせて、テンポよく切り替える部分と、1枚を長く見せる部分を作りました。
構成は、オープニングの選手紹介で1曲、試合の思い出をまとめたパートで2曲、最後のエンドロールで1曲の計4曲。場面ごとに曲を変えています。
ほとんどは写真ですが、ベンチ前で円陣を組んで掛け声をかけている場面などは動画を一部に入れました。
中学校のときも同じです。写真の中に短い動画が入ると、仕上がりがぐっと良くなります。この規模を作るのに、約1か月かかりました。
中学校のときは規模を抑えました。選手紹介で1曲、3年間をまとめたパートで1曲の計2曲、写真は250枚前後です。それでも2週間かかっています。
写真250枚・2曲でも2週間。これが実感としての目安になると思います。
作業時間で見ると、10〜15分のスライドショーで30〜50時間ほどと言われます。私の1回目は1日約5時間をほぼ1か月続けたので、合計で100時間以上。
長さも枚数も目安より多かったとはいえ、見積もりの2倍以上かかった計算です。
⚠️ 重要ポイント:曲を決める前に、扱いを確認しておく
市販の楽曲を使う場合、上映のしかたによって扱いが変わります。
学校や会場で流すのか、DVDやデータにして配布するのかで条件が異なるためです。
曲を決める前に、主催者や学校の担当の方へ一度確認しておくと安心です。
あとから差し替えると、構成そのものを組み直すことになります。
市販の曲が使いにくい場合は、著作権フリーの音源を使う、映像は音なしで作って会場で曲を別に流す、といった方法もあります。
いちばん大変なのは、間違いなく写真選び

卒団に向けて作ったフォルダです。子どもの名前別にフォルダを作り、誰が何枚あるかを数えられるようにしました。この形にするまでが、いちばん時間のかかる工程です。
2回作って、これは自信を持って言えます。いちばん大変なのは写真選びです。編集ソフトの操作でも、音楽の選定でもありません。
ほかの家庭から写真を集める作業は、私の場合ほとんどありませんでした。チームを撮ってきたのが私なので、写真はすべて手元にそろっていたからです。
そのぶん、選ぶ素材が膨大になりました。撮影期間が長く、枚数が多いほど、選ぶ素材も多くなります。
私は毎週土日に撮っていて、年間4〜5万枚になります。息子がレギュラーで出始めた時期から小学校の卒団式までだけでも、10万枚前後の中から700枚を選ぶ作業でした。
そこから特定の子の写真を探し、選び、音楽とも合わせながら構成していく。この作業が圧倒的に重いのです。
毎試合きちんと撮っているお父さんカメラマンほど、この負担は大きくなります。素材が豊富なことが、そのまま作業量になって返ってくるからです。
卒団メンバー全員が、同じくらい出るように選ぶ
写真選びでいちばん気をつけたのは、卒団メンバー全員が同じくらいの枚数で出るようにすることです。
上映を見る保護者は、まず自分の子が何回出てくるかを見ています。レギュラーの子ばかりが続くと、それだけで寂しい思いをさせてしまいます。
そのために、上の写真のように子どもの名前別のフォルダに振り分け、一人ずつの枚数を数えながら選びました。目安にしたのは一人あたり30枚程度です。
枚数が少ない子は、ベンチや集合写真の中から探して足します。この数える作業があるから、写真選びはさらに時間がかかります。
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スライドショーで一人ひとりの枚数を揃えられるかは、普段どこを撮っていたかで決まります。ベンチの子の写真がないと、後から取り返せません。
フォルダ管理が甘いと、探す時間が倍になる
ここで痛感したことがあります。フォルダ分けをしていても、それだけでは足りないということです。
日付ごとにフォルダを分けていても、そのフォルダに何の写真が入っているか分からなければ、結局は開いて確認する作業が発生します。数年分となれば、その回数は膨大です。
フォルダ名で中身がある程度わかる状態にしておく。それだけで、この工程の時間が大きく変わります。普段の管理が、数年後の自分を助けるということです。
1回目:夜中1時に起きて、朝6時まで作業した1か月
ここからは、2回分の制作の実際をお話しします。小学校のときの1か月は、いま振り返っても本当にきつい期間でした。
理由は単純です。取りかかるのが遅れたからです。シングルファザーで日中は仕事、土日は野球。
なかなか手をつける時間と労力が出ないまま、気づけば卒団式まで1か月を切っていました。
そこから慌てて動き始めたのですが、決めることが本当に多い。写真を選び、音楽を決め、構成を組み立てる。
本当はもっと時間をかけたかった、というのが正直なところです。そして、作業時間をどう確保したか。ここが問題でした。

梶原(管理人)
最初は夜に作業していたのですが、眠気がすごくて全然進まなかったんです。
それで、一度息子と22時に一緒に就寝して、夜中の1時に起きる。そこから朝の準備を始める6時まで、ぶっ通しで作業していました。
1日あたり、およそ5時間です。これをほぼ1か月毎日続けた計算になります。
結果的にこの方法で進みましたが、これは真似しないでいただきたいというのが本音です。
⚠️ 重要ポイント:睡眠を削る前に、規模を見直す
私がやった深夜1時起床は、あくまで追い込まれた末の非常手段です。
体調を崩せば完成させることもできませんし、仕事にも影響します。
時間が足りないと分かった時点で、曲数を減らす、写真の枚数を絞る、演出を簡素にするといった調整のほうが現実的です。
動画は短くても伝わります。無理をして完成させることが目的ではありません。
そして、卒団式の前日にようやく完成しました。ぎりぎりでした。
DVDの書き出しと前日の会場確認
動画が組み上がれば終わり、ではありませんでした。データを形にして、会場で本当に流れることを確かめる。ここに、思っていた以上の時間と神経を使っています。
書き出しが何度も止まった
18分の動画となればデータ容量は膨大になります。当時のパソコンはスペックが高くなかったため、書き出しの段階で問題が続出しました。
- 何度やっても書き出せず、パソコンが再起動してしまう
- 書き出せたとしても、画質を落として容量を下げたときだけ
本当に焦りました。写真の入れ替えや文字入れなど、まだ微調整したい箇所は残っていたのです。
ただ、下手に触ってまた書き出せなくなったら、と考えると手を出せませんでした。
そこで決断しました。「もうこのデータを完成品として出そう」と。結果的には、この判断でよかったと思っています。
手元で100点を目指すより、当日きちんと流れることのほうがはるかに大事だからです。
前日の会場確認で、スタッフの方と2人で泣いた

小学校時代に卒団式が行われた会場です。当日、会の終盤にこのスクリーンに私が作ったスライドショーの映像が流れました。
前日、そのDVDを会場へ持ち込みました。担当のスタッフの方と一緒に、映像がちゃんと映るか、音声は出るかを確認する作業です。
ここは絶対に外せない工程です。当日に流れなければ、1か月の作業がすべて無駄になります。

梶原(管理人)
無事に流れてきたとき、安堵と達成感でその場で泣いてしまいました。
そうしたら、そのスタッフの方もお子さんがいらっしゃるとのことで、動画を見て感情移入して泣いていて。2人で前日に大号泣した、いい思い出です。
本番前日に、まだ誰も見ていない場所で。あれは特別な時間でした。
そして実務的にも、前日確認は必ずやってください。DVDが読み込めない、音が出ない、画面比率が合わない。
会場の機材との相性は、持ち込んでみないと分かりません。前日なら、まだ打つ手があります。
2回目:夏休みに、息子に隠れて2週間
中学校のときは、状況がまったく違いました。
まず、誰かに頼まれたわけではありません。会場を借りての式もなく、私が勝手に作ってLINEで共有したものです。つまり、締め切りがありませんでした。
小学校のときの苦い記憶があったので、今回は夏休みの期間を使ってコツコツ進めることにしました。それでも2週間はかかっています。
ただ、この制作にはもうひとつ難しさがありました。息子にバレてはいけないということです。我が家には、野球部の子も含めて毎日誰かしら友達が遊びに来ていました。
パソコンで自分たちの写真が並んでいるのを見られたら、その時点でサプライズが台無しになります。
だから昼間、隠れながら作業していました。いま思えば、これも含めていい思い出です。
1回目と2回目で、何が変わったか
| 1回目(小学校) | 2回目(中学校) | |
|---|---|---|
| 締め切り | 卒団式の日程で確定 | なし(自主制作) |
| 作業時間 | 深夜1時〜朝6時 | 夏休みの昼間 |
| ソフトの習熟 | 操作を覚えながら | 迷わず進められた |
| 精神状態 | 常に不安とプレッシャー | 落ち着いて進められた |
いちばん大きかったのは、締め切りに追われていないことだったと思います。時間に余裕があると、写真を選ぶ判断も、構成を考える余裕も変わってきます。
逆に言えば、1回目に感じたしんどさの多くは、時間不足から来ていたということです。技術的な難しさより、締め切りとの戦いのほうが大きかった。
だからこそ、これから担当される方には「とにかく早く始めてください」とお伝えしたいのです。
まとめ:卒団スライドショーは規模を知れば逆算できる
卒団スライドショーの制作は、確かに大変です。ただ、どのくらい大変なのかを知っていれば、備えることはできます。
18分・700枚・4曲なら1か月。250枚・2曲でも2週間。この数字を目安に、自分がどれくらいの規模で作るのか、いつから始めるべきかを逆算してみてください。
- ✅ 250枚・2曲でも2週間。規模から逆算して着手時期を決める
- ✅ 上映は10〜15分が目安。長くなるほど作業量も増える
- ✅ いちばん重いのは写真選び。全員の枚数を数えながら選ぶ
- ✅ 普段のフォルダ管理が効く。中身が分かる名前にしておく
- ✅ 書き出しと前日の会場確認まで含めて、日程に余裕を持つ
そして、これだけは言えます。大変だった記憶より、完成したときの記憶のほうが強く残ります。
前日の会場で泣いたことも、息子に隠れて作業したことも、いまでは笑って話せる思い出です。
担当することになったら、まず作りたい長さと曲数を決め、卒団式の日から逆算して、始める日をカレンダーに書き込んでください。
写真集めや見直しの時間も考えると、2か月前に始められれば安心です。
本記事は2026年現在の管理人の実体験に基づく内容です。制作にかかる時間や必要なパソコンのスペックは、動画の長さ・使用ソフト・環境によって大きく異なります。楽曲を使用する際は、著作権の取り扱いについて主催者や関係者にご確認ください。
※掲載写真は、個人が特定できないよう加工しています。

