写真を嫌がる子どもとの接し方|10年撮って嫌がられなかった理由

カメラの前に集まって笑顔でポーズをとる少年野球の子どもたち 子どもの成長を記録する

子どもに写真を嫌がられないための接し方は、私の場合4つでした。

プレー中を中心に撮る、全員を平等に撮って届ける、役に立つ形で渡す、そして「今は撮るべきじゃない」ときは撮らないことです。

子どもが大きくなると、カメラを向けても嫌がられるようになると聞きます。実際、思春期に入れば写真を撮られたがらない子は少なくありません。

ただ、少年野球の撮影を10年続けてきて、私は息子にも、チームの子たちにも、一度も嫌がられたことがありません。

運が良かっただけかもしれません。それでも振り返ると、この4つに思い当たります。

この記事では、4つの理由を先にまとめ、それぞれの実体験と、学年が上がって変わったことをお伝えします。

  • 写真を嫌がられなかった4つの理由
  • 「今は撮るべきじゃない」と判断してやめる場面と、撮るときの距離
  • 学年が上がると変わること、変わらないこと

写真を嫌がる子どもとの接し方|嫌がられなかった4つの理由

休憩時間にカメラの前へ集まって笑顔でポーズをとる少年野球の子どもたち

小学校時代の公式戦、試合の合間の休憩時間です。カメラを向けると、子どもたちが我先にと集まってきてポーズをとってくれました。

撮られることを嫌がる様子は、まったくありませんでした。写真を嫌がる理由としてよく挙げられるのは、次のようなものです。

  • 自分の見た目が気になる。人からどう見られるかを意識し始める
  • 評価されている気がする。撮った直後に親が画面をのぞき込んで確認していると、自分が採点されているように感じる
  • やりたいことを止められる。「こっち向いて」「笑って」と言われるたびに中断される
  • どこに出されるか分からない。勝手にSNSに載せられるのではという不安

だから、「笑って」「こっち向いて」と求めず、自然にしている瞬間を少し離れた場所から撮るのがよいと言われます。

声をかけるなら、子ども自身ではなく、手に持っている道具やしていることに話を向けると、身構えずにすみます。

振り返ると、私がやってきたこともこれに近いものでした。10年間嫌がられなかった理由を整理すると、次の4つです。

理由 子どもから見ると
① プレー中を中心に撮る 撮られていることを意識しない
② 全員を平等に撮って届ける 自分だけ追いかけられている感じがしない
③ 役に立つ形で渡す 撮られる意味が分かる
④ 撮らない判断をする 嫌な場面にカメラが入ってこない

どれも特別なことではありません。ただ、撮る側が線を引いているかどうかは、子どもにも大人にも伝わるものだと思います。

ここからは、それぞれの実体験をお話しします。

理由①:撮っているのは、ほとんどプレー中

チームの子たちにも、撮られたくなさそうな子はいませんでした。理由はシンプルだと思います。私が撮っているのは、ほとんどが試合中のプレーだからです。

試合中、子どもたちは全員が野球に集中しています。打席に立っている子も、守備についている子も、カメラを気にしている余裕はありません。

撮られていることに、そもそも気づいていないくらいだと思います。撮られていることを意識させないのは、プレー中の写真の利点です。

自然な表情が撮れるのも、同じ理由からです。私は応援席の後ろから望遠レンズで撮っているので、子どもたちの視界にカメラが入ることもほとんどありません。

理由②:全員分を平等に撮って届ける

次に、息子の反応です。嫌がられた時期は、まったくありませんでした。それどころか、感謝されることのほうが多かったと思います。

撮影するカメラマン

梶原(管理人)

編集が当日中に終わると、「もう終わったの? はやっ!」と言われていました。

保護者グループのあとに、息子個人のLINEにもアルバムを共有していたのですが、いつも食い入るように見ていました。

ここで大事だったのは、息子に送っていたのが「全員分のアルバム」だったことかもしれません。

共有先がチームの保護者グループと息子だけと決まっていて、SNSなど外に出さないことも、安心につながっていたと思います。

チーム全体に送るものなので、息子の写真は他の子と同じ量しか入っていません。それに文句を言うこともなく、みんなの写真を一緒に見ていました。

自分だけが特別扱いされていない。だからこそ、「撮られている」ではなく「チームの記録を見ている」という感覚になっていたのだと思います。

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理由③:役に立つ形で写真を渡す

もうひとつ、意識していたことがあります。ときどきバッティングフォームの連写写真を、息子に個別に送っていました。

これは思い出としてではなく、フォームを確認してもらうためです。自分の動きを見返せる資料として使ってもらいます。

写真が実用的な役割を持つと、受け取る側の見方も変わります。撮られる意味が本人に伝わっていれば、嫌がる理由が減るのだと思います。

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理由④:「今は撮るべきじゃない」ときは撮らない

試合後のミーティングで監督の話を聞く少年野球の選手たち

息子が小学校時代、リーグ戦終了後のミーティングの場面です。最終回に逆転勝ちしましたが、浮かれることなく監督の話を真剣な表情で聞いています。

ここが、この記事でいちばんお伝えしたいことです。試合中のプレー以外に、ベンチの様子や試合後のミーティングを撮ることもあります。

毎回ではありませんが、カメラを準備しているときには撮っています。ただし、そこには判断が要ります。とくに監督から叱られている場面です。

ここで周りをちょこちょこ動きながら撮影していると、場の空気を乱してしまうおそれがあります。

子どもたちにとって、大事な話を聞いている時間です。そこで撮影者が動き回れば、集中が途切れます。指導している側にとっても同じでしょう。

撮るなら、気づかれないように

そういう場面で撮る場合は、こうしています。

  • 少し離れた位置から撮る。近づかない
  • 後ろ側に回る。子どもたちの視界に入らない
  • 動き回らない。一か所から静かに撮る

そして何より大事なのが、これです。「今は撮るべきじゃないな」と感じたら、その時はすぐに止める。

撮影係として任されている以上、記録を残すのが仕事です。ただ、記録より優先されるものがある場面は確実に存在します。

叱られている最中の写真は、あとで見返して喜ばれるものではないかもしれません。それより、その時間をきちんと成立させることのほうが大事だと思っています。

⚠️ 重要ポイント:撮った写真を、どこまで共有するかも考える

仮に撮れたとしても、共有するかどうかは別の判断です。悔し涙や、うつむいている姿。

記録としての価値はあっても、本人やご家族がどう感じるかは分かりません。

私は迷ったときは共有を控えます。撮ることと、届けることは別の行為だと考えています。

本人から「この写真は嫌だ」と言われたら外す、と決めておくのもひとつの方法です。

消せると分かっていれば、子どもも安心して撮られてくれます。

私自身は10年間、保護者や子どもたちから「この写真は外してほしい」と言われたことはありません。

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学年で変わるのは「頻度」であって「態度」ではない

では、思春期に入る中学生になって、反応はどう変わったか。意外に思われるかもしれませんが、態度そのものは大きく変わりませんでした。

どの年代でも、カメラを向ければポーズをしてくれたり、笑顔になったりします。

変わったのは、そういう時間と頻度がどんどん少なくなっていったことです。これは子どもの気持ちが変わったからではなく、環境が変わったからだと考えています。

小学校時代 中学校時代
保護者の関わり アップの補助、片付け、グラウンド整備 応援のみ
食事の時間 一緒にとることが多い 子どもと保護者は別
関わる機会 多い かなり減る

小学校時代は、保護者が試合に関わる場面がたくさんありました。

アップに付き合い、片付けをして、一緒にグラウンドを整備する。純粋に子どもたちと過ごす時間が長かったのです。

中学になると、そういう機会がほとんどなくなります。休憩中に関わること自体が減れば、カメラを向ける場面も自然に減ります。

つまり、「撮られたくなくなった」のではなく「撮る機会がなくなった」ということです。ここを混同すると、子どもの気持ちを誤解してしまうかもしれません。

焦って撮る機会を増やそうとせず、プレー中の写真をこれまでどおり届けていれば十分だと思います。

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まとめ:写真を嫌がられないコツは、撮らない判断まで含めた接し方

写真を嫌がられるかどうかは、子どもの年齢だけで決まるものではないと思います。撮る側がどう振る舞っているかのほうが大きいと感じています。

  • ✅ プレー中を中心に撮る。撮られていることを意識させない
  • ✅ 全員分を平等に届ける。自分だけ撮られている感覚にならない
  • ✅ 役に立つ形で渡す。フォーム確認など、撮られる意味が伝わる
  • ✅ 撮るべきでないときは止める。叱られている場面には踏み込まない
  • ✅ 学年が上がって減るのは「機会」。「気持ち」が離れたわけではない

撮影係の仕事は、シャッターを押すことだけではありません。押さない判断をすることも、同じくらい仕事のうちだと思っています。

次の試合の後、ミーティングが始まったら、撮る前に一度「今は撮るべきか」を考えてみてください。

本記事は2026年現在の管理人の実体験に基づく内容です。子どもたちの反応やチームの雰囲気は、環境によって大きく異なります。写真の撮影・共有にあたっては、所属チームのルールと保護者の意向をご確認ください。
※掲載写真は、個人が特定できないよう加工しています。

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