カメラとスマホ、どちらも持ってグラウンドに行く。撮影の記事では、よく「使い分けましょう」と書かれています。
ただ、私の場合は少し違います。スマホで撮るのは、年に数えるほどしかありません。基本はすべて一眼です。
この記事では、なぜ一眼に絞っているのか、そして例外的にスマホを使う場面についてお伝えします。二刀流にしないという選択の話です。
- 望遠レンズ1本だと、近すぎて撮れない場面があること
- 動画をあえて撮らない理由と、他の保護者との役割分担
- スマホは「撮る道具」ではなく「届ける道具」として使っていること
基本は一眼|スマホでは気持ちが乗らない

息子の1つ下の代の中体連市大会の3位決定戦です。レフトフライをキャッチしてポーズをしている場面です。
望遠レンズなので応援席からレフトの選手の笑顔まではっきり捉えられています。
まず前提として、私が試合中にスマホで写真や動画を撮ることはほとんどありません。
理由は2つあります。
ひとつは、単純に被写体が小さく写ってしまうことです。少年野球のグラウンドは広く、保護者が立てる場所からはかなりの距離があります。スマホのカメラでは、どうしても届きません。
もうひとつは、少し感覚的な話になります。スマホ撮影だと、そもそもテンションが上がらないのです。
これは笑い話のようですが、意外と大事な要素だと思っています。撮ることが楽しくなければ、集中は続きません。
ファインダーを覗いて、狙って、押す。その一連の動作があるから、3時間近く撮り続けられるのだと感じています。
例外①:望遠だと「近すぎて」入りきらないとき
それでも、スマホを取り出す場面があります。ひとつ目がこれです。
私は70-350mmの望遠ズームを常備しています。遠くを撮るには最適ですが、逆に近い距離では画角が足りなくなることがあります。
具体的には、こういう場面です。
- 子どもたちが横一列に並んだとき
- 思ったより距離が近い位置で集合したとき
望遠ズームの広角側でも、全員が1枚に収まりません。こういうとき、私は基本的に諦めます。
5人ずつくらいを順番にスライドしながら撮り、全員の顔が分かるようにするという方法です。
ただ、どうしても全員を1枚に収めたい場面もあります。そのときは、準備の時間が間に合えば急いでスマホを取り出して、横一列や集合している様子を撮ります。
つまりスマホは、望遠レンズの弱点を埋めるための道具として使っているということになります。画質のためではなく、画角のためです。
⚠️ 重要ポイント:単焦点を持っている日は、そちらで対応
表彰式や集合写真が見込まれる日は、換算50mm前後の単焦点レンズを持っていきます。その場合はレンズを付け替えれば済むので、スマホの出番はありません。スマホを使うのは、望遠1本しか持っていない日に予想外の場面が来たときです。備えがあれば、そもそも必要になりません。
例外②:試合前の円陣は、動画で撮る

息子の代の新人戦市大会1回戦、試合前に円陣を組んでいます。この距離だと望遠レンズで全員写すのは難しく、この場面はスマホの動画で撮っています。
もうひとつの例外が、試合前の円陣です。
スタメン発表で選手が円陣を組む場面。ここは1回は動画で撮るようにしています。
理由は、後で使い道があるからです。卒団式のスライドショーを作るとき、写真の中に動画が数秒入るだけで、全体が引き締まります。
- 動きが出る。静止画が続く中に、動く映像が入る効果
- 掛け声が入る。音があることで、場の空気が伝わる
- 導入として使える。「これからメインに入っていく」という合図になる
スライドショーを作る予定があるなら、この数十秒は撮っておく価値があります。写真だけを集めていると、あとで「動きのある素材がない」と気づくことになります。
動画は撮らない|他の保護者に任せる
円陣以外で、私が動画を撮ることはありません。ミラーレスカメラにも動画機能はありますし、撮ろうと思えば撮れます。それでも撮らないのには、はっきりした理由があります。
動画を撮っている間は、その時の写真が残らないからです。
これは物理的にどうにもなりません。どちらかを優先するしかないのです。そして私は、写真を優先すると決めています。
幸い、保護者の中にはスマホで動画を撮っている方もたまにいらっしゃいます。だから動画はその方たちに任せるようにしています。
もちろん、どちらもできたらベストです。ただ、どちらも中途半端になってしまったら、自分も悔やまれるし、他の保護者にも申し訳なくなってしまう。
それなら、自分の役割をひとつに絞ったほうがいいと考えました。
撮影係が一人で全部を担う必要はありません。誰かが写真を、誰かが動画を。役割が自然に分かれているなら、それが一番いい形なのだと思います。
スマホの本当の役割は「届けること」
ここまで「スマホでは撮らない」という話をしてきました。ただ、私の撮影にスマホは欠かせません。役割が違うだけです。
私はソニーのアプリを使って、一眼で撮った写真をスマホへ転送しています。この転送には、複数の意味があります。
| 役割 | 内容 |
|---|---|
| データの圧縮 | 画質はほとんど変わらず、数百KBまで軽くなる |
| バックアップ | スマホからクラウドへ自動保存される |
| 共有 | グループLINEのアルバムへ投稿する |
| 速報 | その場で1枚だけ転送して、すぐ共有することも可能 |
つまりスマホは「撮る道具」ではなく「届ける道具」だということです。
とくに4つ目は、使い方次第で幅が広がります。決定的な場面が撮れたとき、その1枚だけを転送して試合中にLINEで共有することも可能です。来られなかった保護者の方に、その場で届けられます。
スマホで撮った写真を送るのではなく、一眼で撮った写真をスマホから送る。この形なら、画質を落とさずに速さも手に入ります。
使い分けないという選択
整理すると、私の運用はこうなります。
| 場面 | 使うもの |
|---|---|
| 試合中のプレー | 一眼(望遠ズーム) |
| 集合写真・表彰式 | 一眼(単焦点を持参した日) |
| 近すぎて入りきらないとき | スマホ(年に数回) |
| 試合前の円陣 | スマホ(動画) |
| 試合中の動画 | 撮らない(他の保護者に任せる) |
| 共有・バックアップ | スマホ(転送用) |
「使い分ける」というより、役割がはっきり分かれているという表現のほうが近いと思います。
撮るのは一眼、届けるのはスマホ。動画は担当しない。それぞれの役割を決めてしまえば、現場で迷うことがなくなります。
まとめ:役割を絞ると、迷いが消える
スマホと一眼を器用に使い分けられれば理想的です。ただ、試合中に判断する余裕は多くありません。どちらを使うか迷っている間に、プレーは終わります。
だから私は、絞ることにしました。撮るのは一眼だけ。動画は撮らない。スマホは届けるために使う。この形に決めてから、現場での判断が要らなくなりました。
- ✅ 撮影は一眼に絞る。スマホは望遠が届かない近距離の保険
- ✅ 動画を撮ると写真が止まる。役割は他の保護者と分ける
- ✅ スマホは撮る道具ではなく、圧縮・保存・共有のための道具
全部を自分でやろうとすると、どれも中途半端になります。写真は自分が、動画は誰かが。そう割り切ったほうが、結果としてチームに残るものは多くなると思っています。
本記事は2026年現在の管理人の実体験に基づく内容です。アプリの機能や仕様は変更になる場合があります。動画や写真の撮影・共有にあたっては、所属チームのルールをご確認ください。

