少年野球の撮影は、基本は一眼レフやミラーレス一眼などの一眼カメラです。
グラウンドは広く、保護者が立てる場所からは距離があるので、スマホでは選手まで届きません。私がスマホで撮るのは、年に数えるほどしかありません。
撮影の記事では「写真は一眼カメラ、動画はスマホと使い分けましょう」とよく書かれています。
私の場合は少し違い、スマホを使うのは、望遠では近すぎて入りきらないときと、試合前の円陣を動画で撮るときだけです。
その代わり、スマホは一眼カメラで撮った写真を届ける道具として毎試合使っています。
この記事では、なぜ一眼カメラに絞っているのか、例外的にスマホを使う場面、そして撮るのではなく届けるためのスマホの使い方をお伝えします。
- スマホでは届かない理由と、必要な望遠の目安
- 例外的にスマホを使う2つの場面と、動画をあえて撮らない理由
- スマホを「撮る道具」ではなく「届ける道具」として使う運用
少年野球はスマホと一眼レフどっち?基本は一眼カメラ

息子の1つ下の代の中体連市大会、3位決定戦です。レフトフライをキャッチしてポーズをしている場面です。
望遠レンズなので応援席からレフトの選手の笑顔まではっきり写っています。
まず前提として、私が試合中にスマホで写真や動画を撮ることはほとんどありません。
私が使っているのはミラーレス一眼(ソニーのα6600)ですが、一眼レフでも考え方は同じです。
この記事では、両方をまとめて「一眼カメラ」と書きます。スマホを使わない理由は、届く距離、一瞬を止める力、そして気持ちの3つです。
スマホでは、選手まで届かない
ひとつ目は、単純に被写体が小さく写ってしまうことです。少年野球のグラウンドは広く、保護者が立てる場所からはかなりの距離があります。
必要な望遠の目安は、内野や投手なら35mm判換算で300mm、外野なら500mm前後です。
スマホの望遠カメラは、付いていても換算100mm前後までの機種が多く、それ以上は画面の一部を切り出して拡大する「デジタルズーム」になるため、画質が荒れます。
一眼カメラの望遠レンズは、レンズそのもので拡大する「光学ズーム」なので、遠くの選手も画質を落とさずに写せます。
私は換算105〜525mmの望遠ズーム(SEL70-350G)を使っています。
一眼カメラなら、一瞬を止められる
ふたつ目は、動きの速い場面です。私はシャッタースピード1/1000秒、1秒間に約11コマの連写で撮っています。
投手のリリースやバットに当たる瞬間も、止まった1枚として残せます。
また、一眼カメラなら望遠レンズで背景を自然にぼかせるので、バックネットや観客が写り込んでも、選手が浮き立って見えます。
スマホでは、気持ちが乗らない
そして3つ目は、少し感覚的な話です。スマホ撮影だと、そもそも気持ちが上がらないのです。
笑い話のようですが、意外と大事な要素だと思っています。撮ることが楽しくなければ、集中は続きません。
ファインダーを覗いて、狙って、押す。その一連の動作があるから、1日に何試合でも撮り続けられるのだと感じています。
例外①:望遠だと「近すぎて」入りきらないとき
それでも、スマホを取り出す場面があります。ひとつ目がこれです。
私は70-350mmの望遠ズームを常備しています。遠くを撮るには最適ですが、逆に、近い距離では画角が足りなくなることがあります。具体的には、こういう場面です。
- 子どもたちが横一列に並んだとき
- 思ったより距離が近い位置で集合したとき
望遠ズームの広角側でも、全員が1枚に収まりません。こういうとき、私は基本的に1枚に収めるのはあきらめます。
そして、5人ずつくらいを順番にずらしながら撮り、全員の顔が分かるようにします。
ただ、どうしても全員を1枚に収めたい場面もあります。そのときは、準備の時間が間に合えば急いでスマホを取り出して、横一列や集合している様子を撮ります。
つまりスマホは、望遠レンズの弱点を埋めるための道具として使っているということです。画質のためではなく、画角のためです。
⚠️ 重要ポイント:単焦点を持っている日は、そちらで対応
表彰式や集合写真が見込まれる日は、換算52mm相当の単焦点(SAMYANG AF 35mm F2.8 FE)を持っていきます。
その場合はレンズを付け替えれば済むので、スマホの出番はありません。
スマホを使うのは、望遠1本しか持っていない日に予想外の場面が来たときです。備えがあれば、そもそも必要になりません。
例外②:試合前の円陣は、スマホの動画で撮る

息子の代の新人戦市大会1回戦、試合前に円陣を組んでいます。この距離だと望遠レンズで全員を写すのは難しく、この場面はスマホの動画で撮っています。
もうひとつの例外が、試合前の円陣です。スタメン発表で選手が円陣を組む場面は、1回は動画で撮るようにしています。
理由は、あとで使い道があるからです。卒団式のスライドショーを作るとき、写真の中に動画が数秒入るだけで、仕上がりがぐっと良くなります。
私も小学校・中学校の2回とも、円陣の動画をスライドショーに使いました。
- 動きが出る。静止画が続く中に、動く映像が入る
- 掛け声が入る。音があることで、場の空気が伝わる
- 導入として使える。「ここから試合の場面に入る」という合図になる
スライドショーを作る予定があるなら、この数十秒は撮っておく価値があります。写真だけを集めていると、あとで「動きのある素材がない」と気づくことになります。
試合中の動画は撮らない|他の保護者に任せる
円陣以外で、私が動画を撮ることはありません。ミラーレス一眼にも動画機能はありますし、撮ろうと思えば撮れます。
それでも撮らないのには、はっきりした理由があります。動画を撮っている間は、そのときの写真が残らないからです。これは物理的にどうにもなりません。
どちらかを優先するしかないのです。そして私は、写真を優先すると決めています。
幸い、保護者の中にはスマホで動画を撮っている方もいらっしゃいます。だから動画はその方たちに任せるようにしています。
もちろん、どちらもできたらいちばんです。ただ、どちらも中途半端になってしまったら、自分も悔やまれるし、他の保護者にも申し訳ない。
それなら、自分の役割をひとつに絞ったほうがいいと考えました。撮影係が一人で全部を担う必要はありません。
誰かが写真を、誰かが動画を。役割が自然に分かれているなら、それがいちばんいい形なのだと思います。
スマホの本当の役割は「届けること」
ここまで「スマホでは撮らない」という話をしてきました。ただ、私の撮影にスマホは欠かせません。役割が違うだけです。
私はソニーのアプリを使って、一眼カメラで撮った写真をスマホへ転送しています。この転送には、複数の意味があります。
| 役割 | 内容 |
|---|---|
| データの圧縮 | 画質はほとんど変わらず、数百KBまで軽くなる |
| バックアップ | スマホからクラウドへ自動保存される |
| 共有 | グループLINEのアルバムへ投稿する |
| 速報 | その場で1枚だけ転送して、すぐ共有することもできる |
つまり、スマホは「撮る道具」ではなく「届ける道具」だということです。とくに4つ目は、使い方次第で幅が広がります。
決定的な場面が撮れたとき、その1枚だけを転送して、試合中にLINEで共有することもできます。来られなかった保護者の方に、その場で届けられます。
スマホで撮った写真を送るのではなく、一眼カメラで撮った写真をスマホから送る。この形なら、画質を落とさずに速さも手に入ります。
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スマホと一眼レフ・ミラーレス一眼の使い分けは「役割を分ける」
整理すると、私の運用はこうなります。
| 場面 | 使うもの |
|---|---|
| 試合中のプレー | 一眼カメラ(望遠ズーム) |
| 集合写真・表彰式 | 一眼カメラ(単焦点を持参した日) |
| 近すぎて入りきらないとき | スマホ(年に数回) |
| 試合前の円陣 | スマホ(動画) |
| 試合中の動画 | 撮らない(他の保護者に任せる) |
| 共有・バックアップ | スマホ(転送用) |
「使い分ける」というより、役割がはっきり分かれているという表現のほうが近いと思います。
撮るのは一眼カメラ、届けるのはスマホ。動画は担当しない。それぞれの役割を決めてしまえば、現場で迷うことがなくなります。
まとめ:少年野球は一眼カメラで撮り、スマホで届ける
スマホと一眼カメラを器用に使い分けられれば理想的です。ただ、試合中に判断する余裕は多くありません。どちらを使うか迷っている間に、プレーは終わります。
だから私は、絞ることにしました。撮るのは一眼カメラだけ。試合中の動画は撮らない。スマホは届けるために使う。
この形に決めてから、現場で迷うことがなくなりました。
- ✅ 撮影は一眼カメラに絞る。望遠は35mm判換算で300mm以上、スマホでは届かない
- ✅ スマホは近距離の保険と、円陣の動画だけ
- ✅ 試合中の動画は撮らない。役割は他の保護者と分ける
- ✅ スマホは届ける道具。圧縮・保存・共有に使う
全部を自分でやろうとすると、どれも中途半端になります。写真は自分が、動画は誰かが撮る。
そう割り切ったほうが、結果としてチームに残るものは多くなると思っています。次の試合では、円陣の数十秒だけスマホで動画を撮っておいてください。
本記事は2026年現在の管理人の実体験に基づく内容です。スマホのカメラ性能やアプリの機能・仕様は機種やバージョンによって異なり、変更になる場合があります。動画や写真の撮影・共有にあたっては、所属チームのルールをご確認ください。
※掲載写真は、個人が特定できないよう加工しています。

