「カメラを向けると子どもがそっぽを向いてしまう」——そんな経験はありませんか。
実はこれ、カメラの腕前とは関係ありません。子どもがまだ「撮られ慣れていない」だけです。
私も最初は、試合以外でカメラを向けると子どもたちが戸惑っていました。それが約1年通い続けたころには、向こうから「自分も撮って!」と寄ってくるように変わっていきました。
この記事では、その実際の経緯をもとに、自然な表情を引き出すための考え方と行動をお伝えします。
- 子どもが「撮られ慣れ」するために必要な唯一の行動
- 試合中と試合外、それぞれで自然な表情を引き出すコツ
- 写真をLINEで共有することが次の撮影チャンスにつながる理由
最初はみんな戸惑っていた——「ポーズしていいの?」という空気から始まった
カメラを買ったばかりの頃、試合以外の場面でカメラを向けると、子どもたちは決まって戸惑った顔をしていました。
「どうしたらいいの?」「ポーズを取ってもいいのかな?」と、どう反応していいかわからない子が多かったのです。
でも今思えば、それは当然のことでした。子どもたちにとって、突然レンズを向けてくる大人は「何をしている人なのか」がわからない存在です。
警戒というより、単純に慣れていなかったんですね。

梶原(管理人)
結論から言うと、子どもたちが「撮られ慣れ」するには「撮り続ける」しかないんですよね(笑)。試合ごとにカメラを持っていって、毎回同じように撮り続ける。そうすると「あ、このパパはいつもカメラを持ってきて写真を撮ってくれる人だ」って子どもたちも理解してくれるようになるんです。
⚠️ 「撮り続ける」の前提
ここで言う「撮り続ける」は、嫌がる子にレンズを向け続けることではありません。顔をそむける子、隠れる子がいたら、その場ではカメラを下ろします。撮るのは試合のプレーと、向こうが受け入れてくれる場面だけ。それを毎回繰り返すことが「撮り続ける」の意味です。あわせて、チームの撮影ルールと写真の扱いについては、事前に確認しておいてください。
焦らず、まずは「この人はいつもカメラで写真を撮ってくれる人」という認識を積み重ねることが大切です。
私の場合、その空気が変わってきたのは、だいたい1年くらい通い続けたころでした。
慣れてもらうまでの1年で、私がやっていたこと
特別なことはしていません。ただ、次の3つは意識していました。
① 最初はプレー中だけを撮る
試合外でいきなりレンズを向けない。まずは「試合を撮っている人」として認識してもらうところからです。カメラを向けられて戸惑うのは、プレー以外の場面のほうだからです。
② 撮った写真を、必ず共有する
撮るだけで終わると「何のために撮っているのか」が伝わりません。写真が返ってくることで、初めて意味が理解されます。
③ 声をかけられたら手を止める
子どもや保護者から話しかけられたら、カメラを下ろして応じる。カメラの後ろにいる人が誰なのかが分かると、レンズへの警戒が薄れます。
試合中は最初から自然な表情が撮れる——構図よりピントを優先する
撮られ慣れを待つ間も、試合中だけは最初から自然な表情が撮れます。子どもたちにカメラを意識する余裕がないからです。撮られ慣れができていない時期は、まずここに集中してください。
試合中、子どもたちは全力でプレーしています。カメラを意識する余裕はほとんどありません。だからこそ、このタイミングが最も自然な表情を撮れるチャンスです。
ただ、ここで注意したいのが「こだわりすぎ」です。構図を細かく調整しているうちに、せっかくの瞬間の表情を撮り逃してしまうことがあります。
子どもたちも、撮影が長くなると飽きてしまいます。
⚠️ 重要ポイント:ピントさえ合えば、あとは後処理でカバーできる
構図のズレや明るさは、パソコンでの現像時にある程度修正が可能です。でも「その瞬間の表情」は後から取り戻せません。まずピントを合わせることに集中して、その場の空気感をしっかり残すことを最優先にしましょう。
| こだわる順番 | 現場でやること | 後処理でカバーできるか |
|---|---|---|
| ① ピント | AFで確実に合わせる・連写する | ❌ 後からは直せない |
| ② 表情・タイミング | 連写で逃さず残す | ❌ 後からは直せない |
| ③ 構図 | 余裕があれば調整する | 🔺 トリミングで一部カバー可 |
| ④ 明るさ・色 | 露出をざっくり合わせる | ✅ 現像時にほぼ修正可能 |
試合中は「その場の流れや空気感」を最優先にしてください。ピントさえ合っていれば、普段とは違う表情をしっかり残すことができます。
試合後・休憩中が「笑顔の宝庫」——撮られ慣れた子はポーズしてくれる
試合中の緊張が解けた直後、子どもたちの表情は一気に変わります。ここが年齢相応のリアルな表情を撮れる大チャンスです。

梶原(管理人)
撮られ慣れてくると、子どもたちも「自分の写真を撮ってもらいたい」という気持ちになるみたいで、笑顔でこっちに向かってピースポーズをしてくれるんですよ。そのタイミングで連写でシャッターを切り続ける。試合中とはまったく別の、年齢相応の表情が撮れて、あとで見返すと本当にいい写真が多いんです。
食事中や移動中など、ふとした瞬間にカメラを向けてみてください。「この人はいつもステキな写真を撮ってくれる人」という信頼が積み重なると、自然とカメラに向かってくれるようになります。
こうした試合外の写真も残してLINEで共有することで、「こんな瞬間も撮ってくれるんだ」と子どもも保護者も喜んでくれます。

小学校の公式戦、市大会決勝が終わった直後に撮影した一枚です。試合中はユニフォームを着た選手として全力でプレーしていた子どもたち。
でも試合終了の瞬間から一気に年相応の表情に戻り、カメラに向かって満面の笑みでポーズをしてくれました。
緊張から解放された顔、達成感のある顔、友達と笑い合う顔——試合中には絶対に撮れない瞬間です。
「撮られ慣れ」が積み重なっているからこそ、こちらがカメラを構えただけで子どもたちが自然と集まってきてポーズをとってくれるようになります。
試合後のこの数分間が、実は一番生き生きとした表情を残せる時間です。

梶原(管理人)
試合が終わった瞬間にカメラを向けたら、みんなが一斉にこっちを向いてピースしてくれた。試合中の真剣な顔がウソみたいな笑顔で、思わず笑いながらシャッターを切り続けました。こういう写真を見返すと「撮り続けてきてよかったな」と毎回思います。子どもたちが心を開いてくれているのが伝わってくるので。
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LINEで写真を共有し続けることが「次の撮影チャンス」を生み出す
撮った写真をチームのLINEグループに共有することは、単なる親切以上の意味があります。
写真を受け取った保護者や子どもは「この人はいつもいい写真を撮って送ってくれる」と認識してくれます。その積み重ねが、次の試合での撮影環境をよくしてくれます。
子どもたちが自分からカメラに寄ってきてくれたり、ポーズをとってくれたりするようになるのは、この「認知と信頼の積み重ね」があってこそです。
撮る → 共有する → 認知される → 撮りやすくなる。この好循環をつくることが、いい写真を残し続ける近道です。
ただし、写真を共有するときは節度を守ることも大切です。撮影に意識を向けすぎて周囲の邪魔にならないようにすることと、写真の取り扱いについてチームの雰囲気を確認しながら進めてください。

中学校の県大会1回戦後に撮影した、親子での集合写真です。
惜しくも負けてしまった試合でしたが、全力でプレーした子どもたちと最後まで応援し続けた保護者の顔は、負けた直後とは思えないほど晴れ晴れとした笑顔に満ちています。
悔しさの中にも「やりきった」という充実感が全員の表情ににじんでいます。親子が一緒に写る写真は、普段の試合写真とは違う特別な一枚になります。
こういった写真をLINEで共有すると保護者の方からとても喜ばれ、それがまた次の試合での信頼と撮影しやすい環境につながっていきます。

梶原(管理人)
負けた試合の後でもこれだけの笑顔が集まるのは、全力で戦い切ったからだと思います。この写真をLINEに送ったとき、保護者の方から「こんないい表情が残せるんですね」という言葉をもらいました。親子で写った写真って、子どもの写真以上に喜んでもらえることが多くて。共有したあとの反応が、また撮りに行く力になっています。
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「自分も撮って!」と寄ってくるまで――約1年かけて変わっていった
ここまでの積み重ねが形になるまで、私の場合は約1年かかりました。特別なことをしたわけではありません。毎試合カメラを持っていって、撮って、共有する。それだけです。
試合に全力で向き合っている子どもたちに対して、お父さんカメラマンも全力で向き合って撮影する。
それが伝わったとき、子どもたちも自然と「撮られること」を受け入れてくれます。

小学校の親子試合の場面で、近くにいた選手を撮影した一枚です。私がカメラを持って近づいていくと、「写真撮ってー!」と自分から声をかけてくれました。
リラックスしきった自然な表情と、信頼からくる無防備なポーズがそのまま写っています。撮られることへの戸惑いが完全になくなっている証拠です。
思い返すと、ここまで来るのにだいたい1年くらいかかりました。
最初はカメラを向けても「ポーズしていいのかな」と戸惑っていた子どもたちが、私が毎試合カメラを持ってくる保護者だとわかってくると、だんだん慣れていきました。
近くの子を撮っていると「自分も撮ってほしい!」とカメラのそばに寄ってくる。とくに下級生ほど無邪気に集まってきてくれました。子どもはカメラを向けられると、年相応の無邪気な顔に戻るんですね。
忘れられない場面があります。息子が小学6年生のとき、当時のキャプテンでピッチャーの子が、攻守交替でマウンドに向かう途中、わざわざ私に話しかけてきたんです。
「今からマウンドに行って、最初にポーズをするから、その瞬間を撮ってほしい!」と。自分がかっこよく写っている写真が欲しいんだな、と思うと、おかしくて、でも嬉しくて。
「よっしゃ!任せろ(笑)」と返して、その瞬間をしっかり撮影しました。後でLINEで共有すると、満面の笑みで本当に満足そうにしていたのがとても印象的でした。
最初はカメラを向けても戸惑っていた子どもたちが、こうして自分から「こう撮って!」とリクエストしてくれるようになる。
子どもから来てくれるこの瞬間こそ、撮られ慣れの完成形だと感じています。カメラを持って通い続けることの、これ以上ない答えです。
お父さんカメラマンをしていると、こうして子どもたちと触れ合える場面が増えて、自分自身も嬉しい気持ちでいっぱいになります。

梶原(管理人)
「写真撮ってー!」って言われたとき、なんか胸にくるものがありました。最初の頃は戸惑っていた子たちが、いつの間にかこっちに来てくれるようになっていて。特別なことは何もしていなくて、ただ毎回来て撮って共有し続けただけ。1年くらいかけて少しずつ、でも確実に変わっていきました。その積み重ねがこういう瞬間をつくってくれるんだと、改めて実感しました。
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まとめ:「撮られ慣れ」は一日にして成らず、でも必ず変わっていく
子どもが自然な表情を見せてくれるようになるまでには、少し時間がかかります。私の場合も、戸惑っていた子どもたちが「自分も撮って!」と寄ってくるまで約1年かかりました。
でも、毎試合カメラを持っていって、撮り続けて、共有し続ける。その積み重ねが、必ず関係性と写真の質を変えていきます。
- ✅ 毎試合カメラを持っていき、撮り続けることで「撮られ慣れ」が生まれる(目安は約1年)
- ✅ 試合中はピントと表情を最優先に、構図や色味は後処理でカバーする
- ✅ 写真をLINEで共有し続けることが信頼をつくり、次の撮影チャンスを生む
本記事は2026年現在の管理人の実体験に基づく内容です。カメラや機材の仕様は変更になる場合があります。最新情報はメーカー公式サイト等でご確認ください。
※掲載写真は、個人が特定できないよう加工しています。

