「もう少し明るくした方がいいかな」と試合中に設定をいじった瞬間、息子のナイスバッティングが来た——そんな苦い経験、ありませんか。試合の流れは待ってくれません。
この記事では、試合中に設定を変えなくても撮り続けられる「固定設定」の作り方を、筆者の実体験をもとにお伝えします。
- 試合中にカメラをいじると失敗写真が増える理由がわかる
- 固定設定のベースとなるシャッタースピード・F値・AFの考え方がわかる
- 自分に合った「動かさない設定」を見つけるための手順がわかる
試合中に設定を変えると、なぜ決定的瞬間を逃すのか
少年野球の試合は、一球一球のテンポが速く進みます。カメラのダイヤルを回している数秒の間にも、プレーは動き続けています。
打席、守備、走塁——どれも「一瞬」の連続です。設定を変えようとメニューを開いた瞬間に、ちょうど良いプレーが来ることも少なくありません。
さらに、設定を変えた直後は「ちゃんと反映されているか」を確認したくなります。その確認の間も、試合は進んでいます。
設定変更は「思っている以上に長い空白時間」を生み出してしまうのです。

梶原(管理人)
最初の頃は「露出をもう少し補正しようかな」と何気なく試合中にいじってしまい、よりによってそのタイミングで良いプレーが出て撮れませんでした。子どもにも保護者にも申し訳なくて、自分も本当に悔しかったです。「下手に触るもんじゃないな」と強く思いました。
筆者が行き着いた結論——Mモード(マニュアル)で1試合を固定する
筆者は普段の撮影ではAモード(絞り優先)を使っています。F値を決めるだけでシャッタースピードが自動で決まるので、日常スナップや風景には向いています。
しかし少年野球のようなスポーツ撮影では、Mモード(マニュアル)を使うようにしました。理由はシンプルで、「シャッタースピードを自分でコントロールしたい」からです。
Aモードでは光の変化に応じてシャッタースピードが自動で変わります。日陰に入った瞬間に速度が落ち、ブレた写真になることがあります。
Mモードにして設定を固定しておけば、光が変わっても意図通りの速度でシャッターが切れます。
試合中に変えなくていい設定を作ることが、集中力を保ち続けるための土台になります。
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シャッタースピード・F値・AFの「固定値」をどう決めるか
固定設定を作るうえで、筆者が基準にしている値を紹介します。あくまで参考のひとつとしてご覧ください。
| 設定項目 | 筆者の基本値 | 条件別の調整例 |
|---|---|---|
| シャッタースピード | 1/1000秒 | 曇り→1/800、快晴→1/1250 |
| F値 | レンズの最小値(開放) | SEL70-350G使用時はF4.5〜6.3 |
| AFモード | ロックオンAF-C(中央) | 基本は変更しない |
| ドライブモード | 連写(高速) | 試合開始前に必ず確認 |
スポーツ撮影でもっとも大切なのはシャッタースピードだと筆者は考えています。
ピントが合っていれば編集でいくらでも調整できますが、ブレた写真はどんなに素晴らしいシーンでも使えません。

梶原(管理人)
「めちゃくちゃいい写真が撮れた!」と興奮して帰ってパソコンで開いたら、ピントが全然合っていなかった……という経験が何度もあります。泣く泣く削除した写真は数えきれません。だからこそ「まずピントを合わせ続けられる設定を固定する」という発想に行き着きました。
⚠️ 重要ポイント:「失敗写真を減らす」が固定設定の目的
固定設定の目的は「最高の1枚を狙う」だけではありません。「取りこぼしを最小限にする」ことが同じくらい大切です。いくら良い設定でも、変更中に来た一球は永遠に戻りません。試合中は設定を動かさないと決めることが、結果的に良い写真を増やすことにつながります。
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固定設定を「自分のもの」にするための練習の積み方
設定値は参考にしながらも、自分のカメラ・レンズ・撮影環境に合った値を自分で見つけていくことが大切です。
おすすめの練習方法は、練習試合や普段の練習を使って同じ設定で1試合を通して撮ること。
そして帰宅後に写真を見返して「ブレていた割合」「ピントが外れていた割合」を確認します。
失敗写真が多ければシャッタースピードを上げる。暗い写真が多ければF値かISO感度を調整する。
この繰り返しで、自分にとっての「触らなくていい設定」が少しずつ固まっていきます。
設定に不安を感じなくなったとき、初めて試合に集中して撮り続けることができます。その感覚は、ぜひ自分で体験してみてください。
試合前チェックと「固定」の習慣化でもう迷わない
固定設定を決めたら、次は「試合前の確認ルーティン」を作ることをおすすめします。筆者は試合開始前に必ず以下を確認するようにしています。
シャッタースピードが設定通りか・F値が開放になっているか・AFがロックオンAF-Cの中央になっているか・連写モードになっているか——
この4点を指差し確認するだけで、「あの設定のまま撮ってた」という事故をかなり減らせます。
慣れてくれば30秒もかかりません。グラウンドに着いたら「まず確認」の習慣が、1試合の質を底上げしてくれます。
筆者はこのスタイルで何年も撮影してきましたが、設定ミスによる失敗写真は格段に減りました。
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まとめ:固定設定で試合に集中する撮り方
試合中に設定を変えたくなる気持ちはよくわかります。でも、その「ちょっとだけ」が一番大事な瞬間を奪ってしまうことがあります。
まずは自分の固定設定を作り、試合中は触らないと決めてみてください。
- ✅ 試合中の設定変更は決定的瞬間を見逃すリスクがある
- ✅ シャッタースピード1/1000秒・F値開放・ロックオンAF-Cを基本に固定設定を作る
- ✅ 練習試合で繰り返し試して、自分の「触らない設定」を育てていく
本記事は2026年現在の管理人の実体験に基づく内容です。カメラや機材の仕様は変更になる場合があります。最新情報はメーカー公式サイト等でご確認ください。

