少年野球の雨の日撮影|カメラの雨対策と試合後の乾かし方

雨で水たまりになったホームベースに滑り込む少年野球の走者とキャッチャー 撮影場所・光・天候対応

少年野球は、雨でも試合が行われるなら一眼カメラで撮影できます。

ただし防塵防滴は「防水」ではないため、タオルやビニール袋で濡らさないことと、試合が終わったらすぐ拭いて乾かすことが前提です。

私は試合が行われる限り、雨の日もカメラを出して、晴れの日と同じ場所から撮っています。

この記事では、まず定番の雨対策と試合後の手入れを整理し、後半で私が雨の日に実際にやっていることと、雨で中断した公式戦の記録をお伝えします。

  • 雨の日にカメラを濡らさないための持ち物と、防塵防滴の限界
  • 暗い雨の日のシャッタースピードとISOの目安
  • 試合後の拭き方・乾かし方と、結露を防ぐ方法

雨の日でも一眼カメラで撮影できる?|防塵防滴と防水の違い

小雨程度なら、一眼カメラでも撮影はできます。ただ、多くのカメラやレンズにある「防塵防滴」は、つなぎ目のパッキンなどで水やほこりを入りにくくする設計です。

水に沈めても大丈夫な「防水」とは違い、降り続く雨や横からの吹き込みまで防げるものではありません。

そのため雨の日の撮影は、機材の性能に頼らず、外側から濡らさない工夫を足すことが基本になります。

防塵防滴に配慮した機材を使っていても同じです。性能はあくまで「もしものときの保険」と考えておくと安心です。

雨の日の持ち物|タオル・ビニール袋・レインカバー

雨の日の撮影でよく紹介される持ち物は、次のとおりです。どれも「カメラに直接雨を当てない」ためのものです。

持ち物 役割 私の場合
レインカバー カメラとレンズ全体を覆う 使っていない
タオル・ビニール袋 カバーの代わりに巻く・かぶせる 使っている
レンズフード 前玉に雨粒が当たるのを防ぐ 常に付けている
保護フィルター 前玉の汚れ・傷を防ぐ 常に付けている
傘・レインウェア 撮る人とカメラを雨から守る 傘とキャップ

レインカバーと、タオル・ビニール袋での代用

定番は、カメラ用のレインカバーです。カメラとレンズをまとめて覆えるので、雨が強い日でも安心して撮れます。

専用品がなくても、タオルやビニール袋で代用できます。

私はレインカバーを持っておらず、本体やレンズの濡らしたくない部分にタオルをかぶせ、ビニール袋を巻いて撮っています。

⚠️ 重要ポイント:ビニール袋は長時間かぶせたままにしない

ビニール袋で密閉すると、中に湿気や体温がこもりやすくなります。

雨が弱まったときや試合の合間には外し、こもった湿気を逃がすようにしてください。

レンズフードと保護フィルター

レンズの先は、雨粒がいちばん付きやすい場所です。レンズフードを付けておくと、上や斜めから落ちてくる雨が前玉に直接当たりにくくなります。

保護フィルターも付けておけば、水滴や泥はねが付いても、レンズそのものではなくフィルターの表面で止まります。

私はフードもフィルターも、天気に関係なく常に付けたままにしています。

傘とレインウェア

撮影の解説では、両手が空くレインウェアをすすめられることが多いです。傘を持つと片手がふさがり、カメラの操作がしにくくなるためです。

私は普段からキャップをかぶっているので、頭はそれで済ませています。雨がひどいときは傘を肩にかけ、両手でカメラを構えて撮っています。

これなら傘を使っても、手持ちの撮り方はいつもと変わりません。

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雨の日のカメラ設定|シャッタースピードとISOの目安

雨が降るぬかるんだマウンドで踏み込んで投げる少年野球のピッチャー

雨が強くなってきた中で投げる、6年生の公式戦のピッチャーです。足元のマウンドは水を含んで光り、雨粒が白い線のように写っています。

雨の日は曇りの日よりさらに暗くなります。スポーツ撮影の解説では、動きを止めるためにシャッタースピードは1/1000秒前後。

そして、ISOはオートで上限を1600〜6400ほどにしておく設定がよく紹介されています。

私の設定も、この範囲に収まっています。雨の日だからといって、基本の設定は変えません。

項目 晴れ・曇りの日 雨の日
シャッタースピード 1/1000秒(曇りは1/800秒) 1/1000秒。暗すぎるときだけ1/800秒
F値 レンズの開放 同じ
ISO オート・上限3200 オート・暗い日は上限6400
ホワイトバランス オート 同じ

暗くなったときは、先にISOを上げ、それでも暗すぎるときだけシャッタースピードを1/800秒に下げます。撮りながら写り具合を見て、試合の途中で判断しています。

解説によっては、雨の日はホワイトバランスを「曇り」や「日陰」に固定すると温かみのある色になると紹介されています。

私は天気に関係なくオートのままで、色は帰宅後の補正でそろえています。

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試合後の手入れ|水滴を飛ばしてから拭き、風通しのよい場所で乾かす

雨の日の撮影は、試合後の手入れまでがセットです。濡れたまましまうと、故障やレンズのカビの原因になります。

撤収するときにやること

定番として紹介されている手順は、次の3つです。

  1. 電源を切る。中まで濡れている心配があるときは、バッテリーとSDカードも抜く
  2. ブロアーで水滴を飛ばす。ボタンやダイヤルのすき間、ズームリングの溝にたまった水を先に飛ばす
  3. 柔らかいクロスを押し当てて水を吸わせる。こすらず、ティッシュは使わない

なお、私はバッテリーやSDカードを抜くことまではしていません。

大雨になれば試合自体が中断や中止になり、カメラの中まで濡れるほど撮り続けることがないからです。

そのため、突然の大雨などでカメラの中まで濡れる心配があるときの対処として覚えておくと安心です。

いきなり拭くと、付いた砂でレンズの表面に傷が付くことがあります。晴れの日の砂ぼこりと同じく、飛ばしてから拭く順番を守ります。

私は家に帰るまで待たず、試合が終わったらすぐ屋根のある場所か車の中で、本体とレンズを拭いています。

結露を防ぐ

雨で冷えたカメラを、暖房の効いた車内や部屋にいきなり持ち込むと、カメラの中やレンズの内側が曇る「結露」が起きることがあります。

防ぐ方法としてよく紹介されているのが、暖かい場所に入る前にカメラを密閉できる袋に入れ、袋のまま30分〜2時間ほど置いて温度をなじませる方法です。

水滴は袋の外側に付くので、カメラの中には付きにくくなります。

乾かし方と保管

拭いたあとは、風通しのよい日陰で自然に乾かします。ドライヤーの温風やストーブで温めるのは、パッキンやレンズのコーティングを傷めるおそれがあるので避けてください。

カビは湿度が高い状態が続くと発生しやすくなります。乾いたあとは、乾燥剤を入れた密閉ケースや防湿庫など、湿度40〜50%ほどを保てる場所で保管するのが目安です。

⚠️ 重要ポイント:濡れたカメラをすぐ箱や袋にしまわない

表面が乾いたように見えても、すき間に水が残っていることがあります。

しまう前にしっかり乾かしてください。水が入ったと思われるときは、無理に電源を入れずメーカーに相談するのが安全です。

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雨の日も撮る場所を変えない理由

水たまりになったホームベースに滑り込む走者とタッチにいくキャッチャー

水たまりになったホームベースでのクロスプレーです。走者が滑り込んだ瞬間に泥水が大きく跳ね上がり、雨の日の試合でしか撮れない1枚になりました。

雨が降ると、屋根のある場所やテントの近くに移って撮りたくなります。ただ、そこからではプレーとの距離や角度が変わり、いつもの写真が撮れません。

私は雨の日も、晴れの日と同じ場所から撮るようにしています。

撮影するカメラマン

梶原(管理人)

雨の日でも、試合が行われるなら子どもたちは全力でプレーしています。

その試合も、晴れの日と同じように記録として残したいんです。

だから撮る場所は極力変えません。濡れるのは自分とタオルで、カメラは守れれば十分だと考えています。

そのために、前半で書いたタオル・ビニール袋・フード・フィルターで、カメラだけは濡らさない準備をしています。撮る場所を変えないための準備だと考えています。

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小学6年・9月の公式戦|雨で中断した試合を撮った日

雨の中、水がたまったマウンド周りをトンボでならす監督と審判

マウンド周りに水がたまり始め、試合を止めて整備している場面です。監督と審判がトンボで水を外へ出しています。

息子が小学6年生のときの、9月の公式戦です。朝から雨が降ったり止んだりで、試合ができるかどうか微妙な天気でした。

グラウンドはぬかるんでいましたが、開始前に雨が止んだため、試合は予定どおり始まりました。

撮影するカメラマン

梶原(管理人)

途中から雨がまた降り始めて、マウンドの周りに水たまりができました。

ピッチャーが踏ん張れずに滑る場面もあり、ホームベースの周りも水たまりになっていきました。

私は傘を肩にかけ、カメラにタオルとビニール袋を巻いて、雨に濡れながら最前列で撮り続けていました。

整備をしても水は引かず、試合は途中で中断。そのまま再開されることなくその日は流れてしまいました。

公式戦としての記録は残りませんでした。それでも、雨の中で投げたピッチャーの姿や、泥水を跳ね上げたクロスプレーは、写真として残っています。

後になって写真を見返したときに、「こんな悪い環境の中でも試合をやっていたんだ」と思い出せれば、それで十分だと思っています。

この記事で載せている3枚は、すべてこの日の写真です。

前半で「雨の日も撮る場所を変えない」と書いたのは、こうした試合もいつもと同じように残しておきたいからです。

まとめ:雨の日は濡らさない準備と試合後の乾燥をセットにする

雨の日の少年野球撮影で大事なのは、特別な機材よりも、カメラを濡らさない準備と試合後の手入れです。

  • ✅ 防塵防滴は防水ではない。外側から濡らさない工夫を足す
  • ✅ タオル・ビニール袋・フード・フィルターで、レインカバーがなくても撮れる
  • ✅ 設定は変えない。暗いときは先にISO、それでも暗ければ1/800秒
  • ✅ 試合が終わったらすぐ拭く。飛ばしてから押し当てて吸わせる
  • ✅ 風通しのよい日陰で乾かす。温風は使わず、乾く前にしまわない

次に雨の予報が出ている試合の日は、タオル1枚とビニール袋を2〜3枚、いつもの持ち物に足して出かけてみてください。

本記事は2026年現在の管理人の実体験に基づく内容です。カメラや機材の仕様は変更になる場合があります。最新情報はメーカー公式サイト等でご確認ください。機材の手入れは、お使いのカメラ・レンズの取扱説明書に従ってください。
※掲載写真は、個人が特定できないよう加工しています。

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