少年野球の撮影で「バッテリーが切れそう…」と焦った経験はありませんか?
私が身をもって学んだのは、バッテリーが切れることより、「残量を気にしながら撮る時間」のほうが厄介だということでした。
残量表示が減り始めた瞬間から、意識がプレーではなくカメラに向いてしまう。試合どころじゃなくなるんです。
この記事では、乱打戦のスコアボードやヘッドスライディングの一枚を交えながら、実体験をもとに何本あれば安心か、どう選ぶべきかをお伝えします。
- 少年野球の撮影にバッテリーが何本必要かの目安がわかる
- 互換バッテリーと純正バッテリーの違いと、安さに飛びついた失敗談
- 電源を切って節約すべきか、入れっぱなしにすべきかの判断基準
3回が終わって9対8。少年野球は試合の終わりが読めない
少年野球の試合は、サッカーのように「前後半各45分」とは決まっていません。回数やイニング数によって試合時間は大きく変わります。
公式戦では大会や地域によって時間制限が設けられることもありますが、基本的には読めないと思っておいた方が安心です。

これは息子が小学6年生のころに撮影した、ある試合のスコアボードです。ただし息子たちAチームの試合ではありません。
5年生以下の下級生が出ていた、夏の下級生大会の一コマです。まだ3回が終わった時点で9対8——両チーム合わせて17点が入っています。
乱打戦になっているだけでなく、1イニングあたりの打者が多くなるため時間もどんどん伸びていく展開です。
こうした試合は最終回まで読めないどころか、残りのイニングでさらに何点入るかわからないため、撮影時間も予測がつきません。

梶原(管理人)
3回でこのスコアを見たとき、「これは長くなるな…」と思いながら、同時にバッテリー残量が頭をよぎりました。攻撃ごとに打者が何人も出てくるし、逆転また逆転でカメラから目が離せない。こういう試合こそ予備バッテリーの有無が、最後まで安心して撮れるかどうかを決める分岐点になるんだと痛感しました。
「今日は短そうだから1本でいいか」という判断が、終盤の残量不足につながります。1試合だけのつもりが2試合になる日も、少年野球ではよくあることです。
撮っているのは我が子の試合だけではない
実は、ここまでに載せたスコアボードの写真、息子は出場していません。下級生の大会を撮りに行った日のものです。
このあと紹介するヘッドスライディングの写真も、息子ではなく1つ上の先輩のプレー。
これが、私が予備バッテリーを手放せないいちばん現実的な理由かもしれません。我が子の打席だけを狙うなら、撮影時間はもっと短くて済みます。
でもチームの記録として撮るなら、下級生の試合も、先輩の試合も、我が子が出ていない回もすべて撮ることになる。当然、カメラの稼働時間は倍近くになります。
「うちの子の出番だけ撮れればいい」という方なら、1本でも足りるかもしれません。でもチーム全体を撮ろうと思った瞬間、必要な本数は変わります。
切れるより怖いのは、「残量を気にしながら撮る時間」だった
ここが、この記事でいちばんお伝えしたいことです。
バッテリーの問題は「電源が落ちるかどうか」だと思われがちですが、私の実感は少し違います。残量表示が減り始めた瞬間から、撮影の質そのものが落ちるんです。

梶原(管理人)
息子が野球を始めた当初、私もルールをよくわかっておらず、フル充電でなかったり予備を持っていかなかったりしたことがありました。残量がギリギリになって「最後まで撮れるか…」と不安になり、試合どころじゃなくなった経験があります。あの焦りは今でもよく覚えています。
試合を集中して見ていれば、次にどこで何が起こりそうかが読めてきます。でも頭の片隅に「あと何%だろう」があると、その予測に使うはずの集中力が削られる。
撮り逃しは、電源が落ちる前から始まっているんです。だから私にとって2本目のバッテリーは、「電力の予備」というより「集中力の予備」という感覚に近い。
カバンに入っていると分かっているだけで、最後まで試合だけを見ていられます。
α7Ⅱの3本から、α6600の2本へ——本数が減った理由
では実際に何本必要か。私の場合、機材の変遷とともに本数も変わってきました。
以前α7Ⅱを使っていたころは、常に3本を持参していました。ソニーミラーレスが出始めのモデルで、バッテリー容量が小さくとにかく消耗が早かったからです。
同じような経験をした方も多いのではないでしょうか。

こちらは現在使っているα6600のモニターに表示されたバッテリー残量です。数日間充電をしていない状態でも、右上の残量表示は68%を示しています。
α7Ⅱ時代には考えられなかった数字で、大容量バッテリーへの進化がそのまま撮影の余裕につながっています。
α7Ⅱの NP-FW50 が約1020mAh なのに対し、α6600 の NP-FZ100 は約2280mAh。容量が2倍以上に増えたことが、3本を2本に減らせた直接の理由です。
実際の数字も出しておきます。私の場合、1試合でおよそ500枚前後撮って、バッテリーの減りは30%前後。
単純計算では1本で2試合いけるはずですが、気温が低い日や連写が多い試合では減りが早くなります。
それでも1日に2試合を連続して撮ると、さすがに1本だと気持ち的に不安が残ります。だから今は2本。
3本から2本に減らせたのは機材の進化のおかげですが、1本にはしませんでした。「まだある」ではなく「念のため2本」という習慣が、試合中の余計な心配をゼロにしてくれるからです。
使用機種によって消耗の早さは異なりますが、最低でも予備を1本、合計2本以上を持参することをおすすめします。

梶原(管理人)
数日充電していなくてもこの残量が残っているのを見たとき、α7Ⅱのころとは本当に別物だなと感じました。それでも予備バッテリーはカバンに必ず入れています。試合中にバッテリー残量を気にしながら撮るのが、一番もったいない時間の使い方だと思うので。「予備があるから大丈夫」という安心感が、いい写真を撮るための集中力を作ってくれています。
⚠️ 重要ポイント:必要本数の目安
1試合で減る割合を一度測っておくと、必要本数が計算できます。1試合で50%以上減るなら2本、30%前後なら1日2試合でも1本+予備で足りる——これが私の判断基準です。使用機種と撮影枚数によって変わるので、まずはご自身の1試合分を測ってみてください。
⚠️ 重要ポイント:出発前にフル充電+予備バッテリーを必ず確認
「たぶん大丈夫」という油断が一番危険です。撮影前日の夜に充電を完了させ、予備も含めてカバンに入ったか確認する習慣をつけましょう。
互換バッテリーの安さに飛びついて、結局買い直した
私が買った互換バッテリーは、消耗がとにかく早く、すぐへたってしまいました。
1製品の話なので互換品すべてがそうだとは言えませんが、少なくとも私は買い直すはめになりました。
加えて、非純正バッテリーはカメラ本体のファームウェア更新後に認識されなくなる場合があること、メーカーの保証対象外になる場合があることが、各社から案内されています。
安さ以外の部分も含めて判断材料にしてください。
| 比較項目 | 純正バッテリー | 互換バッテリー |
|---|---|---|
| 価格 | 高め(数千円〜) | 安い(数百円〜) |
| 持続時間 | 長い・安定 | 短い・ムラあり |
| 耐久性(劣化速度) | ゆっくり劣化 | 早くへたりやすい |
| 安心感 | 高い | 低い |
| 管理人のおすすめ度 | ⭐⭐⭐⭐⭐ | 管理人は純正のみ使用 |
電源を切って節約する?少年野球では起動している間にプレーが終わる
「バッテリーを節約するために、その都度電源を切ればいいのでは?」と思う方もいるかもしれません。ただ、試合中に毎回電源を入れ直すのはかなり面倒です。
それ以上に問題なのが、立ち上げている最中にプレーが動いてしまうと、その瞬間を撮れないという点。少年野球では一瞬の打席・守備がハイライトになります。実例を見てください。

息子が中学2年生のとき、1つ上の先輩たちの中体連の試合での一場面です。写っているのも先輩の選手。
外野まで飛んだ特大のヒットで次々とベースを駆け抜け、そのままヘッドスライディングでホームに帰ってきて、ランニングホームランを決めた瞬間です。
送球が返ってくるギリギリのタイミングで体ごと地面に飛び込んでいて、両手が先にホームベースに伸びています。砂埃と全力の体勢が、この一球にかけた必死さをそのまま伝えています。
こうした場面は「長打かもしれない」と気づいた瞬間からカメラをホームに向けて待ち構えておく必要があります。
仮に電源を切ってバッテリーを節約していたら、電源が入る前にこのスライディングは終わっていました。

梶原(管理人)
打った瞬間に「これは長打になる!」と感じて、気づいたらカメラをホーム方向に向けていました。ランナーがどんどん加速してくるのをファインダー越しに追いながら、ヘッドスライディングの瞬間にシャッターを切れたときは本当に震えました。もしあのとき「バッテリーがもったいない」と電源を切っていたら、この写真は存在していません。
つまり電源の節約は、シャッターチャンスとの引き換えです。予備バッテリーを用意して試合中は入れっぱなしにするほうが、撮影機会を逃さない上でも合理的だと感じています。
節約すべきは電力ではなく、起動を待っている時間のほうでした。
1日2試合の日に、バッテリーで必ずやっていること
少年野球では1日2試合も珍しくありません。午前と午後で連続すると、合計の撮影時間は3〜4時間を超えることもあります。
バッテリーについて私が守っているのは1つだけです。前日の夜に全本数をフル充電し、翌朝カバンに入っているかを目視で確認する。
残量表示を見て「たぶん足りる」で出発した日に限って、長い試合になります。
昼休みに充電できる環境があるなら、USB給電に対応した充電器を持っておくのも手です。
まとめ:2本目は「電力の予備」ではなく「集中力の予備」
試合時間が読めない少年野球だからこそ、バッテリーの準備は「念のため」ではなく「必須」の対策です。
そして予備を持つ本当の意味は、残量を気にせず試合だけを見ていられる状態をつくることにあります。
互換バッテリーへの誘惑に負けず、純正品を複数本そろえておくのが、後悔しない撮影環境への近道です。
- ✅ バッテリーは最低2本(純正品)を常備し、前日にフル充電しておく
- ✅ 互換バッテリーは消耗が早くへたりやすい。買い直すと結局高くつく
- ✅ チーム全体を撮るなら稼働時間は倍近くになる。我が子の出番だけを撮る場合とは必要本数が違う
- ✅ 試合中は電源を入れっぱなし。起動を待っている間にプレーは終わる
本記事は2026年現在の管理人の実体験に基づく内容です。カメラや機材の仕様は変更になる場合があります。最新情報はメーカー公式サイト等でご確認ください。
※掲載写真は、個人が特定できないよう加工しています。

